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今年度の方針

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2020年度スローガン
【夢をカタチへ ~自分の夢、語れますか?~】

方針策定にあたり

 18世紀頃世界で労働組合が発足した当初は、小規模な労働者の集まりが互いの労働環境の窮状を憂い、想いを一つにして資本家を相手に立ち上がったと聞く。その動きはやがて大きな波となり、小規模であった集まりは地域を超えて国中に広がった。運動のリーダーとなった一部の人たちは、労働者による労働環境の改善を願う気持ちを一身に受け運動を牽引したのである。これこそ、「総意」の最も強い状態であり、資本家や国家を動かすきっかけになったとされる。当時の労働者には「自分たちの労働環境をより良くし、処遇向上を実現させる!」という確固たる軸があったからこそ労働運動が各地で盛り上がり、労働者の立場を確立させるきっかけとなったのであろう。翻って、現代の私たちは確固たる軸を全組合員で統一できているだろうか。誠に残念ながら多くの労働組合に於いて、「組合員のお客様化」や「組合員の組合離れ」が起きている。これは執行部にも原因の一端があると認めざるを得ない。しかし、時代の変遷によって賃金処遇が改善した結果、労働者の生活が経済的に豊かになったことに加え、各社が従業員満足度向上に注力し始めたことが端緒となり、真に困っている労働者が減ったことを意味していると感じる。一方で、組合活動に無関心な組合員が増えていることは肌で感じるが、労働組合が時代の流れとともに変化し続ける課題に常に向き合う組織である以上、決して彼ら彼女らは労働組合と無関係ではいられない。従って、一人でも多くの組合員が自身の中に価値観の「軸」を持ち続け、今よりも少しでも働きやすい環境にするために声を挙げ、自分事として行動に移すことが何より大切となる。冒頭に述べたように、労働組合の強さは一人ひとりの組合員の気持ちがアニメ“ドラゴンボール孫悟空の「元気玉」”のように途轍もない大きな集まりとなり、真の「総意」を作り上げたときこそ最も発揮されるということを誰もが心に留めておくべきである。

 さて、私たちの「活動の軸(方針案)」は中央役員選挙に於いて信任を得た中央執行部が策定し、定期中央大会で披露→決議→承認→活動開始という流れが過去の流れであった。しかし、本年度は中央執行部の枠を超え、支部役員から有志を募り、集まった仲間とともに本年度の方針案の骨子づくりを行った。その手法は私たちが「最高の組合活動を実現する」ために最も大切にしたい価値が何であるのかを議論(ディスカッション)ではなく対話(ダイアローグ)から生み出すというものである。具体的には、組織活性において実績が豊富な、(株)ビズパワーズの柳瀬様の力をお借りし、リーダーシップやモチベーションに関する講義を経て、各40分のペアインタビューで各自の価値観を引き出した後、自分たちの労組の可能性について深い対話を重ねた。各チームで「最高の組合活動を実現する」ために大切にしたい5つのキーワードを紡ぎ出し、皆で更に絞り込みを行った。出来あがった本年度の活動方針案は中央執行部だけでなく多くの仲間とともに作り上げた方針案であるため、共にゴールを目指す馬力が増すことは必定であ ると感じる。

 本年度の方針案策定に注力したメンバーの期待に応えるのは私たち全組合員である。会社の永続的な発展と組合員の幸せの実現のためには、誰もが仲間の言動に気を配り、職場環境が良くなるためのアイデアを出し合い、互いを高め合うことが求められる。山々から染み出した清水がせせらぎとなり、やがて大河となるように、青々と茂った木々の畔に泉が湧き、やがて大きな湖となるように、一人ひとりのチカラは例え小さくても私たちの総意は揺るがないという気概を持って活動を展開し続ける労働組合でありたいと思う。

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詳しくは、大会議案書をご参照ください。

*2020年度大会議案書(PDF)

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